強戸かるた

説明

　このかるたは、強戸地区青少年健全育成会議が中心となり、昭和61・62年度の2ヶ月にわたって、地域ぐるみの取り組みにより作成してまいりました。
　読み札には約700点、取り札（絵札）には約300点の応募作品が寄せられ、その中から優秀作品が選定され、強戸かるた作成委員会の八次にわたる審議により、解説文とともに完成したものです。私たちの強戸地区は、恵まれた自然環境の中で、古代よりこの地に住み、この地を拓いた先人達の尊い足跡が多くの文化遺産として残され、また、強戸に生きてきた人々の知恵と努力により、連帯・協調・自主・誠実・勤勉などの気風のみなぎる素晴らしいところです。そして、今、この美しい自然を生かしつつ、地域開発と新しい郷土づくりが進められています。
　時の流れとともに世相がかわり、地域社会の様相が変容しても、この“強戸の心”をいつまでも大切に守り育てていきたいという願いをこめて、強戸青健推では、この「強戸かるた」を作りました。強戸に生きるすべての人々が、このかるたで楽しく遊び、学び合い、団らんの中から、ふるさと強戸を、より深く、より正しく理解し合ってコミュニティの輪が大きく拡がっていくことを願っています。
　そして、このかるたを通して、郷土“強戸”を愛する気持ちをさらに高め、連帯の心をはぐくみ、生涯にわたって自己の高揚とともに、地域の発展に尽くす気力と実践力を高めたいと願っています。さらに、この強戸の地を訪れる多くの方々へのご案内の一助となり、強戸へのご理解や親近感の増大に役立つならば、なおのこと幸せと考えます。協力いただきましたすべての方々に深く感謝いたしますとともに、このかるたが多くの方に末長く愛用されることを希望いたします。

（「作成にあたって」より転載）