制作・発行 | 片品村立片品北小学校 |
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関連情報 | 片品北小学校独立30周年記念事業 |
発行年 | 1985年 |
地域詳細 | 群馬県利根郡片品村 |
枚数 | 88枚 |
裏面解説 | あり |
附属資料 | 発刊にあたって/担当児童氏名 |
種類 | 学校かるた |
順 | 不明※ |
備考 | 読札裏面に解説あり |
本校では数年前から、「植物の宝庫」といわれる尾瀬や身近な地域素材を生かした学習に取り組んできましたが、尾瀬の植物をもっと深く調べたり、多くの人に尾瀬のことを知ってもらうために「尾瀬花かるた」を作りたいと考え、少しずつ準備を進めてきました。
たまたま、本校が片品小学校から独立して今の片品北小学校になって30年経ったことを記念して「尾瀬花かるた」を作って小学生の皆さんにも贈ろうということになったのです。尾瀬に最も近い北小学校でこのかるたができたことは何よりの記念であり、本当にうれしいことです。
このかるたができ上がるまでは、多くの方々の苦労と協力がありました。数多い尾瀬の植物の中からの44種を選定、全家庭に呼びかけ募集した700余点の作品の中から作成委員が中心になって読み札のことばつくり…
絵札44枚と箱の絵や文字は全校児童が分担してかきました。1・2年生は少ない枚数にしてグループで一枚の絵を、高学年は各自1枚ずつ分担してかきました。身近な草花や尾瀬へ行っての実際のスケッチをもとに、構図・下絵・色ぬりの練習を重ね、4ヶ月以上にわたる努力によって絵ができ上がりました。物をよく見る確かな目・正しくゆたかに表現する力・目標実現のためにねばり強く努力することの大切さ。これらの貴重な経験はこれからの生活に必ず行かされるものと信じます。
読み札の裏にある解説文は、北小の先生がいろいろ調べながら分担して書きました。
このように、地域の方々や全校児童の協力、村当局のあたたかいはからいによってこの「尾瀬花かるた」ができ上ったのです。多くの方々の苦労がいっぱいこめられているこのかるたをいつまでもだいじにし、これからの学習に生かすことが大切です。尾瀬学習のときは現地へ持って行って調べたり、上毛かるたのように学校・家庭・地域で楽しく遊びながら勉強することもできます。
これを機会に、尾瀬や地域の学習をいっそう深め、自然や郷土を愛し、心の豊かな思いやりのある子どもになってほしいとねがっています。
終りに、「尾瀬花かるた」の作成にご尽力いただいた30周年記念事業実行委員・かるた作成委員・地域の方々・深いご理解と予算措置をいただいた村当局・教育委員会に対し、深く感謝を申し上げます。
(「発行にあたって」より転載)
※順が不明のかるたはあいうえお順で掲載しています。
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