制作・発行 | 群馬文化協会 |
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関連情報 | 丸山清康解説 小見辰男絵 |
発行年 | 2015年(初版1947年) |
地域詳細 | 群馬県 |
枚数 | 88枚 |
裏面解説 | あり |
附属資料 | 遊び方 |
種類 | 都道府県かるた |
順 | いろは順 |
備考 | 読札裏面に解説あり |
この「上毛かるた」は日本の将来をになう小さい方が、その郷土群馬県をよく知り、そして郷土を愛するようになっていただきたいために作ったものです。
なかによまれている歴史上の人物や名所、名産等については、県下一般の人に選んでいただき、それを「上毛かるた編集委員会」で決定しました。
解説は丸山清康先生に、絵は小見辰男先生にそれぞれ書いていただきました。
この「上毛かるた」は児童福祉法第8条の文化財として推薦されています。
(箱の説明より転載)
戦後まもなく、荒廃した群馬の地で戦争犠牲者の支援に取り組んでいた群馬県同胞援護会(責任者、浦野匡彦)が、「このように暗く、すさんだ世の中で育つ子どもたちに何か与えたい。明るく楽しく、そして希望のもてるものはないか。」と考えていたところ、安中の須田清基が、「台湾いろはかるた」を制作した経験から「かるた」はどうかと提案し、「上毛かるた」が制作されることになった。昭和22(1947)年1月の新聞紙上で構想を発表し、題材を公募、12月に完成し、発行された。翌23(1948)年には第1回上毛かるた競技県大会が開催された。絵札は群馬県の画家小見辰男氏によるもので、昭和43(1968)年に本人の要望により全札が描きかえられた。読札裏の解説は、丸山清康によるもので、以降、定期的に新しい情報に書きかえられている。財団法人群馬文化協会が『上毛かるた』の発行を続けてきたが、平成25(2013)年11月28日をもって解散し、『上毛かるた』の著作権及び商標権は群馬県に譲渡された。
『上毛かるた』は、戦後の郷土かるたの第1号(昭和22年、1947年群馬県同胞援護会製作)であり、競技大会開催数(令和元年、2019年時点で第73回)、並びにかるたの発行部数(平成30年、2018年150万部)において日本一を誇るまさに日本一の郷土かるたといえる。かるた活動の中心となる上毛かるた競技大会は、群馬県子ども会育成連合会が主として運営している。上毛かるたは学校教育の様々な教科・領域で大きく活用されるとともに、群馬県の各種行事、マスメディア、日常生活でも盛んに用いられ、県民の中に広く深く浸透している。
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