群馬大学総合情報メディアセンター中央図書館 郷土かるたコレクション

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うご町郷土かるた

かるたの箱画像
制作・発行 羽後町教育委員会
関連情報 第二刷
編:うご町「郷土かるた」作成委員会
1,000円
発行年 1992年(第一刷1989年)
地域詳細 秋田県雄勝郡羽後町
枚数 96枚
裏面解説 なし
附属資料 マップ 解説書
種類 市町村かるた
いろは順
備考

説明

 私たちのふるさと羽後町は「緑と踊りと雪の町」というキャッチフレーズにも表現されているように、広大な自然・伝統の行事・多くの遺跡・文化財と伝説等に恵まれたすばらしい町であります。
 うご町「郷土かるた」作成委員会では、この歴史と伝統のあるふるさとの良さを広く町民の皆様に見直して頂くと同時に、子どもたちが「郷土に誇りと愛着心をもつように」との願いをもって作成にあたりました。
 昭和62年12月、町P連主催の教育行政懇談会において町P連母親委員会からの提言により「郷土かるた」の作成が決まり、昭和63年阿部教育長当時、作成委員会を発足させ具体的に着手しました。
 その年の2月、作成委員会・実行委員会の合同会議で主題を決定し、主文の公募をいたしましたところ、700点もの優秀作品の応募がありました。
 さらに同年8月に主文の選定委員会で48の主文を決定し、主文に対する絵を公募しましたが、すばらしい作品509点の応募がありました。
 平成元年3月、絵札の選定委員会を開き48枚の絵札を決定いたしました。
 主文に対する解説文は、諸資料にもとづき作成委員会が担当、平成元年11月、「かるた」の規格・デザイン等を決定し、この程漸く完成いたしました。
 この間、町当局、関係各位、各小中学校、PTA、町P連母親委員会、町民の皆様と主文や絵札を応募された方々の郷土愛に燃えたご理解とご協力に厚くお礼申し上げます。
 目的達成のために学校・公民館・PTAはもとより、広く町民の皆様にも「郷土かるた」をご活用頂ければ幸いに存じます。

(解説書より転載)

絵札・読札

い 石馬っ子 親の悲願に 子はくぐり
ろ 露地から露地を 引かれて参る 鹿島さま
は ばばえこに 豊穣祈る 虫まつり
に 二五八に 季節ならべて 朝の市
ほ 盆踊り 寄せの太鼓で 気も勇み
へ 平和の世 願って信淵 書物を書く
と 遠き世に 雄勝たばねし 柏原の長
ち チャンバラの 動きリアルな 野中人形
り 陸棚の いまは幻 デスモスチルス
ぬ 温む水 さみどり映す 高瀬川
る るんるんと 子供ら遊ぶ 八反田
を 老い松に 作太郎碑映ゆ 馬の峰
わ 若返り 飲めば名のごと 故郷の酒
か 刈女木の 湿地にひそむ イヌノヒゲ
よ 万代 みんなで育てよ 町の梅
た 旅人の 足どり止めし 番所跡
れ 霊山で 広く知られた 七高山
そ その昔 白狐がひらく あぐりこさん
つ 継がれきし ようじんめぐり かなめぐり
ね 年貢米 鵜の巣船場で 荷積する
な 名左エ門 命ひきかえ 堰つくる
ら らんまんと 桜花咲く 川原田公園
む 村人も 医者も用いた 伊勢鉢の水
う 姥井戸の 水の流れに 鷹匠の里
ゐ いにしえの 住居の跡か 城神巡り
の 農民を 救い栄える 甚助神社
お 小野寺の 栄華を伝える 西馬音内城跡
く 黒沢家 昔のままの 町家構え
や 八塩山 さんしょう魚棲む 清き水
ま 松倉の 水がうるおす 羽後美田
け 景色よく 紅葉かがやく 太平山
ふ 冬の日に 白鳥が舞う 足田堤
こ 五輪坂 みどりいっぱい いこいの広場
え 江戸めざし わたる殿様 二万石
て 手打ちそば 食べればのびる わが人生
あ 汗ぬぐい のどをうるおす 羽後西瓜
さ 山菜を また頼むよと 子の便り
き 肝煎りの くらし偲ばす 鈴木家住宅
ゆ 夕映えに 鐘がひびくよ 鐘楼門
め 名人の 偉業たたえる 将棋の碑
み 三輪神社 大和をしのぶ 杉の宮
し 十三の 塚と作って 洪水ふせぐ
ゑ 絵にしたい 七曲から見る 羽後の里
ひ 悲話遠く 真坂峠の 今むかし
も もりあがる 仙道番楽 村まつり
せ 千人の 赤子とりあげ なか女さん
す すいすいと 雑魚も泳ぐ 馬音川
ん んだんだと うなずき郷土の かるたとり

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