群馬大学総合情報メディアセンター中央図書館 郷土かるたコレクション

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梁川ざっと昔かるた

かるたの箱画像
制作・発行 梁川ざっと昔の会
関連情報 第2版
発行年 1997年(初版1985年)
地域詳細 福島県伊達郡梁川町(現 伊達市)
枚数 92枚
裏面解説 なし
附属資料 吉川氏経歴 解説書 説明
種類 市町村かるた
あいうえお順
備考

説明

                    

 “ざっとむかし………”
 なんてあたたかくて、楽しくて、不思議なことばなんでしょう。「ざっと」とは、「ずっと」という意味と、「いつでもいいんだよ」という広い意味がふくまれていると思います。
 私たちのふるさと梁川の昔話には、その時代時代に生きた人々の優しさや、夢や、願いや、いろんな出来ごとが、いっぱいにつまっていたのです。そして、それらのすべての昔は、人々の口から口へと語りつがれて、今もなお、人々の心の中に、しっかりと息づいているのです。ふるさとの山や川がなくならないかぎり、ふるさとの美しくて、そして悲しい昔も、決して失われることはないのだと思います。
 いろり火の灯りの中で語り伝えられて来たふるさとの昔や心が、それが電気になり、蛍光灯のあかりになったとしても、そのぬくもりは消えるはずはないし、消してはならないと感じています。
 「心」とは、大きくて、あたたかくて、亡びるものではないと思っているからです。心が生き続けているかぎり、それをいっぱいにふくんだお話も、決して死んでしまうことはないと思います。
 「お話は生きている」
 そして、そのお話をなくさないようにするのは、皆さんたちのお話を愛する心だと思います。
 ですから今、皆さんはお話をいっぱい食べておいて、おとなになったとき「ざっとむかし……」と、自分たちの子どもに、はき出してほしいなあと願っています。
 ふるさとの心を伝え続けていくために………

(解説書より転載)

絵札・読札

あ あむあむ さばくう おにばばあ
い いのちをすてて むらまもり
う うばすてやめた おやこうこう
え えとは ねずみが いちばんめ
お おかまのぬしが あめふらす
か かっぱのくれた おくりもの
き きつねにばかされ まるぼうず
く くわずにょうぼう へびだった
け けがのこうみょう おおあたり
こ こもりがでてきて こばんほれ
さ さるがまつった じぞうさま
し しっぽでつりを したきつね
す すうっとおはかで すがたけし
せ せきもとむらの さかさぼり
そ そっとふりむく くるかばし
た たんぼにみずを ひいたさる
ち ちゃっこくなって のみこまれ
つ つるがはたおり おんがえし
て てんうん そらから ふってくる
と とりこをのんで へったれた
な なたねをまいて みちしるべ
に にれくさいれて かみをすき
ぬ ぬすみぐいして くわん くわん
ね ねこがぼうずに おんがえし
の のませたよもぎの せんじやく
は はんごろしでは たまらない
ひ ひばりのかあさん りこうもの
ふ ふるやのもりは おっかない
へ へったれよめこの だいこひき
ほ ほらふきすぎて おいだされ
ま まんまとへびは だまされた
み みみずとへびの とりかえっこ
む むかしのいぬは にほんあし
め めをなおされた ふどうさま
も もちおっかけた さる かえる
や やかんになわの ばかむこどん
ゆ ゆめはみたけど かたれない
よ よるにでてくる うなぎのれい
ら らいさまたすけた くわばらさん
り りんりんつけて うたをよみ
る るんるんきぶんで おしょうがつ
れ れいのごぜんは きょうのひと
ろ ろんちは ぎろんを したところ
わ わらびにへびが おんがえし
を 「お」をつけたらば ばかむすめ
ん どんとたたいて ぶーとたれ

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