群馬大学総合情報メディアセンター中央図書館 郷土かるたコレクション

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田村方言かるた

かるたの箱画像
制作・発行 田村方言かるたと都路方言歳時記の作成実行委員会
関連情報 〇田村方言かるたと都路方言歳時記の作成実行委員会
都路民話の会:渡辺美智子、今泉一三、渡辺徳子、門馬ヒサ子、渡辺康江
サポーター:岡田和男
都路町観光協会:武田義夫
福島大学:半沢康教授(方言の監修・方言研究者)
〇イラスト:庄子(旧姓・菅野)豊(都路町出身)
〇協力:根内喜代重(元古道小学校長)
発行年 2022年
地域詳細 福島県田村市
枚数 92枚
裏面解説 なし
附属資料 読み札音声CD
種類 市町村かるた
あいうえお順
備考

説明

                    

メンバーから一言

                    

実行委員会で作ってくっちゃ田村方言かるた。
みんなしてかるた大会したっけが、思いの人の手の上さ重なっちゃった。
胸がドキドキして、しょうしがったなと誰かが言ってたぞい。
おもしぇくて腹かがえて笑ったない。             美智子                     

方言監修者より

 福島大学 半沢康教授
日本の方言はきわめて多彩で、すぐ近くの地域であっても、思わぬことばの違いが見られることがあります。昨年の「都路方言かるた」につづいて、あらたに「田村方言かるた」が出来上がりました。ふたつのかるたの方言を比べてみると、同じ田村市内であっても、地域による意外なことばの違いに気付くことと思います。かるたを楽しみつつ、これまで知らなかったふるさとの姿を学んでもらえたらと思います。

(箱の説明より転載)

絵札・読札

あ あらら、目さ のんめ できちゃったわい
い いでっ 足さ 画びょう ぶったさった
う うるがしとげえ こじはんに しみもぢ食うべ
え えんがみだなあ 畑のさぐり切り
お おっきょれっから 柿の木さ ぶらさがんな
か かんぷらいも ふかしたがら 食っていがっしぇ
き 今日はさなぶりだ 神様さ苗上げっぺ
く くっちゃべって ばっかりいねえで 手ぇ動かせ
け けんごめ かさどりして 物もらったっけなぁ
こ こんじぇは くづが あっぺこっぺだべ
さ 刺し子だらけの たてすっぽ着っぺ
し しっぱねあがって きったなぐ なっちまった
す 炭出ししたがら 顔真っ黒に 汚っちゃ
せ せわしぇねなあ ちょっくら休むべ
そ そだに重いもの たんが がんにぇべぇ
た たんがらしょって 肥運び
ち ちんみぎらっちぇ 痛くてしゃあね
つ 突っ立ってねえで こごさ すわらっしぇ
て てすづらしなぁ 作ったそばがら わっさして
と とっぱぐっちゃったわ こんなでえじな さはじ
な なんにも悪いごど してねえのに かっつげらっちゃ
に にっしゃ ゆうごどきかねえど かっくらすけっと
ぬ ぬっちゃこの服 なじょしっぺ
ね 姉ちゃんが ぶすぐっちぇる
の のぜっちまあがら あんまし 口さ入れんな
は はんにょ上さ 上がっと ただぎ落ぢっと
ひ ひして歩ぎまわって こわがったなあ
ふ 布団 いんながさ おっこんでくんちぇ
へ へぇたっちゃのは だんじゃ くせえごど
ほ ぼっとない ぶっつがっちゃって
ま まちぽくて 目ぇあげらんにぇ
み 見だくたって 蓋とんなよ めっこめしに なっから
む むすび こしぇるなんて しっちゃもんだ
め めめんこして 遊ぶべ
も もどち 食い込まねように 背中あでしろよ
や 山奥さ 大岩観音 あんだちけなあ
ゆ 雪道で 車 さんくるげえり しっちまった
よ 嫁乗せだ馬車が 転がったどごが 「嫁転ばし」って ゆうんだちけ
ら らっちゃくっちゃ ねえなあ この部屋は
り りっさの塩漬け んまがったない
る 類は友を呼ばる っちゅうごども あっぺ
れ 冷夏だな 雨ばっかり降って こんじぇは 米とんにぇべ
ろ ろんぶぢさ つかまってろ 地震おっきがら
わ わらしびすぐった がさ布団 ぬぐがったなあ
を 終わり初物だべ このもんもは 後では食わんにぇど
ん んだなあ、 まず雪掃ぎがら とっかがっか

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