群馬大学総合情報メディアセンター中央図書館 郷土かるたコレクション

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片浦かるた

かるたの箱画像
制作・発行 片浦かるたプロジェクト
関連情報 片浦食とエネルギーの地産地消プロジェクト
絵札
発行年 2024年
地域詳細 神奈川県小田原市片浦地区
枚数 90枚
裏面解説 なし
附属資料 かるた説明冊子「片浦かるたについて」
種類 市町村かるた
あいうえお順
備考 片浦食とエネルギーの地産地消プロジェクト
関連Webサイト 片浦かるた
https://kataurapro.wordpress.com/kataurakaruta/
e-mail
kataura55sep@gmail.com

説明

 2020年に旧片浦支所で開催された「1日限りの片浦文化祭」(主催:片浦地区まちづくり委員会・片浦食とエネルギーの地産地消プロジェクト)
 その会場でひときわ参加者の興味を集めていたのが、この“片浦かるた”コーナーでした。絵札を担当したのは片浦小学校の子供たちや図書ボランティアの皆様、さらには有志の大人たち。そのため画風も様々で、どれも愛情たっぷりの力作です。読み札の基となったのは2014年からスタートしたイベント“星空上映会”の一環として取り組み始めた、地域の大先輩へのインタビューです。子供のころの遊びや地域の行事、生業、くらしについて、大変興味深く貴重なお話を伺うことが出来ました。私たちはそれらの背景を文献で調べ、スライドショーに編集して発表してまいりました。
 この宝物のようなお話を、片浦にゆかりのある皆様へ、年齢の垣根を超えてお届けするためにかるたにしてみたらどうだろう...。
 そんな想いから文化祭でお披露目された“片浦かるた”を、もっと身近に、もっと気軽に手に取っていただけるよう、お手元に置けるスタイルで制作することにいたしました。時を同じくコロナ禍となり、少子高齢化などにより担い手不足の問題を抱えながらも何とか継続してきた地域の祭事やイベントの多くを中止せざるを得ない状況となりました。このままでは、この地で大切に培われてきた伝統や習慣が途絶えてしまうのではないか...。そんな危機感を抱いたことから、改めてこのかるたを製作することの意義を実感したのです。
 ―片浦で育まれてきたもの、受け継がれてきたものを、次の世代へつなげてゆきたい―
このかるたがその一助になることを願い、皆様へお届けします。
 ご家族と、お友達と、そして地域の仲間と、読み札の背景にあるストーリーへ思いを馳せて頂けたら幸いです。

(「片浦かるたについて」より転載)

絵札・読札

※発行元の意向により、ページ内の画像・テキストはコピーできません。

あ あまずっぱい 思い出いっぱい 片浦中
い 祈るのは 地域の安全 山の講
う 美しく 積まれた石垣 残したい
え 援農で まるで銀座の 収穫期
お 押せよ押せ 乗客一緒に 人車鉄道
か 掛け合いで 作業もはかどる 仕事歌
き 木登りで とれたてサイコー! ビワの味
く 暗闇で 怖さ増します 地獄絵図
け 決戦で 深手負わせた つぶて石
こ こころざし 君と誓った 相老松
さ 三陸の 漁師とつなぐ 奉納絵馬
し 地引網 引けば大人の 仲間入り
す 吸い込んだ みかんの香りで 胸いっぱい
せ 先輩に 投げられ習った 泳ぎ方
そ 添えた手に 力が入る 樽ダンス
た 食べたいな はばのりたっぷり 磯ごはん
ち 丁場から どう運んだの? 巨大石
つ 通学路 あの子と通った 桜トンネル
て 鉄橋に 地元の石を 使ってる
と 同級生 支所で祝った 成人式
な 流れてく お盆のウシ・ウマ 海の波間に
に 日本初! カーブを描く 白糸橋
ぬ ぬくもりを 思い出させる なべやきの味
ね 根府川に 咲くは真っ赤な カンナかな
の のびのびと はばたけ未来へ 片浦っ子
は 花まつり 釈迦堂に集い 甘茶で祝う
ひ 秀吉が 茶会開いた 天正庵
ふ 武士の世が 始まるきっかけ 石橋山
へ 弁当の おかずはみんな ブリだった
ほ ポッコリと 膨らむお腹で 福踊り
ま 満月が 道をつくるよ 夜の海
み 水しぶきたて 水量豊富な 根府川の滝
む 昔はね うなぎが川で 獲れたんだ
め 目に沁みる 煙も楽し どんど焼き
も 潜ってた 海女さんさくさん 江之浦の海
や 優し気に うつむく可憐な おかめ桜
ゆ 優勝を 目指して走る 人生リレー
よ 四地区の 勝負をかけた 地区バレー
ら 楽々と みかん運べる モノレール
り リズムに合わせ 息もぴったり 金管バンド
る ルンルンと 子供が下校 お神楽の日
れ 練習を 夜な夜な重ねた 鹿島踊り
ろ 六年間 通った坂道 片浦小
わ 忘れない 九月一日 震災の日
を 親分に お世話になります 青年団

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