群馬大学総合情報メディアセンター中央図書館 郷土かるたコレクション

群馬大学総合情報メディアセンター中央図書館 郷土かるたコレクション

メニューボタン

わかやまかるた・なぐさとべ

かるたの箱画像
制作・発行 銀聲舎/Ginseisha,Japan
関連情報
発行年 2016年
地域詳細 和歌山県和歌山市
枚数 88枚
裏面解説 なし
附属資料 わかやまかるた・なぐさとべについて/解説文
種類 市町村かるた
あいうえお順
備考

説明

 このかるたは、平成28(2016年)1月、文化財の有効活用を目指す市民団体・銀聲舎と和歌山市伝統文化活性化委員会が、和歌山市に眠るさまざまな文化遺産を紹介するために制作しました。このかるたのタイトルである「なぐさとべ」は、古代和歌山を治めた伝説の女王の名前を指しており、このかるたでは「な」の項目で取り上げています。内外の皆さんから好評を博したため、このたび軽装版として新たに発行・頒布することとなりました。かるたを手に和歌山に想いを馳せてみたり、和歌山を旅してみたりするのも楽しいと思います。

(「わかやまかるた・なぐさとべについて」より転載)

絵札・読札

あ 秋風の 吹上に立てる 白菊は
い 伊太祈曽の 木の俣くぐり 厄落とし
う 美っついのう 紀ノ川下る 嫁ごりょう
え 園舎にて 月輪熊は 冬籠もり
お 大空に 猪三郎の夢 船浮かべ
か 鏡なす 日像日矛の ふたはしら
き 恭吉の 創作版画 月に映え
く 熊楠の 硯の凹み 知の証
け 欅道 まぼろし電車 通りゃんせ
こ 高麗新羅 戦くぐりし 馬冑
さ 桜にも 紅葉にもなる 加太の鯛
し しらす盛り エビカニ探す お楽しみ
す 水軒に ふたたび浜の 松林
せ 戦争の 遺跡も今は ラピュタ島
そ 漱石の 行人を手に 巡る街
た 玉津嶋 芭蕉は春に 追い付きたり
ち 中世に 孫一築く 自由都市
つ つつじ花 密を吸い吸い ゴーホーム
て 天と地と 人ひびきあう 群山記
と 虎伏の おてんす山から てん手まり
な 名草山 乙女の姿 とどめおり
に 忍術は 免許皆伝 三十郎
ぬ 布引の 砂地に肥ゆる 冬大根
ね 願い籠め 石段のぼる 紀三井寺
の のしの字に 曲げては結ぶ えびす飴
は 早寿司を 食べて待つのは 中華そば
ひ 冷やし飴 苦味の残る 地蔵盆
ふ ぶらくりの 賑わい懐かし アーケード
へ 紅色の 墨つけて書く 内祝
ほ 星移り 物変わるとも 常若の
ま 真夏日に 鐘打ち鳴らせ 時鐘堂
み 水際に 立つ番所の 浜万年青
む 紫の 匂える雛の 舟流す
め めがね橋 不老橋なら 片めがね
も 本脇の 餅ほおばれば 秋深し
や 山脈の つらなる果てに 黒潮は
ゆ 浴衣着て 港まつりは 花模様
よ 養翠の 汐入りの池 三ツ橋
ら ラヴレター 宗光亮子 むつみあい
り 凛として 鼻筋通る 紀州犬
る 瑠璃色の 花ふりしきる 雑賀崎
れ 煉瓦積む フランダースの 布施屋駅
ろ 朗々と 調めでたき 御船歌
わ 若の浦に 潮満ち来れば 潟を無み

TOP