群馬大学総合情報メディアセンター中央図書館 郷土かるたコレクション

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アシザワかるた

かるたの箱画像
制作・発行 アシザワ・ファインテック株式会社
関連情報
発行年 第2刷2019年(初版2017年)
地域詳細 千葉県
枚数 88枚
裏面解説 あり
附属資料 絵札読札一覧/「アシザワかるた」制作にあたり/チーム編成/テーマ一覧/編集後記/制作者
種類 テーマかるた
あいうえお順
備考 読札裏面に解説あり
関連Webサイト アシザワ・ファインテック株式会社HP
https://www.ashizawa.com

説明

 我がアシザワ・ファインテックは、ビーズミルを中心とする湿式・乾式の機械やプラントの開発・製造・販売・メンテナンス、さらには受託加工や技術コンサルティングなど、最先端の微粒子技術と感動レベルのサービスをご提供して、さまざまなお客様の高付加価値の素材を粉砕・分散する工程を担い、人類の発展と地球環境に貢献していると、胸を張れる会社になりました。わずか十五年前、事業存続の危機からの脱出を図り会社を再出発させた際に同志の皆と共に描いた未来の理想像が次々に実現できたのです。温かいご支援を賜ったお取引先の皆様と、私以上に尽力してくれた社員の皆さんに、心から感謝し御礼を申し上げます。
 私の目標は、我が社を世界一と認めていただけるビーズミルメーカーへと発展させること。そして、これまで100年間受け継がれてきた我が社を、次の100年を目指し次代へと受け渡していくことです。その一環として「長期事業構想2023」という十年計画に全社で取り組んでいます。

 このアシザワかるたには、歴史と伝統、大切にしている社風、現在の仕事など、語り継ぎたい素晴らしい我が社の特徴が44の札に凝縮されています。手本にしたのは、群馬県の子供たちが遊びを通じて郷土への理解と愛着を深める「上毛かるた」です。同県ご出身の東和銀行松原支店長から2008年にご紹介いただき、楽しいので専務島田と共にアシザワ版を作ることを検討しましたが、実施には至りませんでした。昨年になって、社内のコミュニケーション改善を考えるCS・ES委員会で、全社員参加のチーム活動を実施することになり、その活動の一部としてかるたの制作とチーム対抗戦の開催が決まりました。
 十一月の全社研修会で百周年誌を読んだ上で、まずはテーマを募集して44件を決定。16のチームにテーマと頭文字を別々に割り振って短歌調の文面を考えてもらったところ、300件以上の力作が集まりました。これを頭文字が重複しないよう絞り込む作業からは、委員会の中に設けた分科会6人の少数精鋭で進めました。四月以降は絵札(取り札)の写真選びに加えて、裏面の説明文や箱そして解説書まで、予想以上の手間がかかりました。かるた制作で実績のある(株)オノウエ印刷さんには高い専門性と優れたセンスで助けていただき、ようやく完成に至りました。私の思い付きが皆さんのご協力によって現実の、しかも私の期待を超える成果となる。このかるた自体が、「そこまでやるか!」の妥協なきアシザワ魂の結晶と言えましょう。

 現在の社員数は130人。ファインテックとして新創業した当時から2倍以上にまで増えた一方で、新創業を経験した人は30人、南砂工場を知る人は10人しか残っていないほど、社内の世代交代が進んでいます。アシザワの将来を担うべき若い社員はもとより、社外の方々やお子さんたちにも分かりやすく、を心掛けて制作した渾身の作品です。かるた遊びを楽しみながら、我が社に対する一層のご理解と親しみを深めていただけることを切に願います。

 平成29年12月

(「アシザワかるた」制作にあたりより転載)

絵札・読札

あ アシザワの百年歴史の幕開けは 1903年月島から あ(札説明)
い 井上の復員兵と共に来た 不朽の名機三本ロール い(札説明)
う 売る物は部品と共に信頼を ファンを増やすパーツ営業 う(札説明)
え 選ぶ道いつも正しい判断で 世界のために未来のために え(札説明)
お お客様!がっちり掴むその心 「さすがアシザワ、次もアシザワ」 お(札説明)
か 乾式の常識破るサブミクロン エコ粉砕で市場開拓 か(札説明)
き 気づきから得られる知恵は無限大 皆で取り組む環境整備 き(札説明)
く 苦学して会社設立南砂 二代直臧事業拡大 く(札説明)
け 経験と技能伝える製造課 命吹き込む製品作り け(札説明)
こ 国内の最先端を志し 作り上げたり蒸気機関車 こ(札説明)
さ 最高の分散技術提供し 次に繋げる受託加工 さ(札説明)
し 尽力し今を拓けし先人の 足跡踏みしめさらに未来へ し(札説明)
す スプレードライヤー日本一のシェア獲得 ニロ・アトマイザー合弁会社 す(札説明)
せ 戦後から見事に復活好景気 大いに沸いたセメントプラント せ(札説明)
そ 創意工夫ニーズを察知し実用化 未来見据える技術開発 そ(札説明)
た 丹念に設計思想を盛り込んで 図面に表す微粒子技術 た(札説明)
ち 朝礼で始まる一日気持ちよく ラジオ体操今日も「ファイト!」 ち(札説明)
つ ついに出たアシザワ独自の新技術 マイルド分散「ナノ・ゲッター」 つ(札説明)
て 展示会お客様との出逢いの場 アシザワファンへのスタートライン て(札説明)
と どこへでもメンテ行きます直します 機械がつなぐ永遠のご縁へ と(札説明)
な 直仁が芦沢鉄工大改革 玉を掴んでメーカーに成る な(札説明)
に 西日本広いエリアで商いを 「毎度おおきに!」大阪支店 に(札説明)
ぬ 抜かりなく人・モノ・金を管理する 社員を支える人事総務課 ぬ(札説明)
ね 年頭の 伝統受け継ぐ奉剣の儀 気持ち引き締め安全祈願 ね(札説明)
の 伸ばせ才能みんなで支援 社員は財産愛情こめて育てよう の(札説明)
は パートナー求め見つけた世界のネッチ LMZはベストセラー は(札説明)
ひ ビーズミル専門メーカー志し イチゴの土産でドライス誘う ひ(札説明)
ふ 部品製作外注しアシザワ(株)は 1990年習志野移転 ふ(札説明)
へ ベスト尽くす知識と経験結集し テストでつなぐものづくりビジョン へ(札説明)
ほ 保全の輪職場も地域も製品も 世界に広げる環境活動 ほ(札説明)
ま 魔法の手造船所で学んだ製缶技術 初代仁吾の職人技 ま(札説明)
み 見逃さない不良は機械もプロセスも 改善に活かす品質管理 み(札説明)
む 無理難題共に乗り越え歩み来た 協力会社も我が社の財産 む(札説明)
め 目指す道示す我が社の羅針盤 いつも傍ら経営計画書 め(札説明)
も 燃え上がる140の自燃人 感動与えるプロ集団 も(札説明)
や やり遂げます相談くださいそのビジョン 技術の架け橋笑顔の営業 や(札説明)
ゆ 夢の未来実現させる人財と 秘術を育む小山の微研 ゆ(札説明)
よ よい品を届け頂くあの言葉 「そこまでやるか!」技術サービス よ(札説明)
ら 落花生歌って千葉で新創業 四代船長直太朗 ら(札説明)
り 理想形目指して作る我が製品 妥協許さぬ職人魂 り(札説明)
る ルールを守り危険予知 目指せゼロ災笑顔の職場 る(札説明)
れ 連携し工程・原価取り仕切る 生産管理は司令塔 れ(札説明)
ろ 60人夢に向かって2002年 ファインテックはここから始まる ろ(札説明)
わ 忘れない戦禍・災害乗り越えた 歴史は語る「ピンチこそチャンス」 わ(札説明)

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